更衣美人図(1804〜05)絹本着色
歌麿の数少ない肉筆画で、最高傑作として名高く、
国の重要文化財に指定されています。
丸髷の髪型やお歯黒というところから人妻だと推測され
ますが、帯をとき胸元に風を送っている妖艶な姿態から
商人文化の豪奢さが垣間見えます。 |
春秋美人図<春>(1806〜13)絹本着色
振袖を翻す武家の年若い娘姿を、大胆な弓なりのポーズ
で美しさを際立たせています。
彩やかな花模様の振袖と対比する顔や肌の白さは、
胡粉の効果でしょう。
浮世絵の優しさ美しさが最大に発揮されています。 |